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【iDeCo】企業型確定拠出年金(401K)から個人型確定拠出年金(iDeCo)への変更!その理由と変更方法は?


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今回の育休復帰ですが、諸々の事情から正社員ではなく契約社員として復帰しました。

 

nattuberry-workingmother.hatenablog.jp

 
ウチの会社の退職金は企業型確定拠出年金(401K)です。
ただ社内ルールで401Kは正社員しか対象ではなく、契約社員には非対象。
そこで401Kの運用会社から今までの確定拠出年金制度が終了する案内と、今後の手続きについて案内がありました。
 
 

確定拠出年金の制度から外れるとどうなるのか?

届いた書類は知らない間に捨ててしまったのですが💦

こんな内容のものが届いていました。

 

ざっくり言うと、
  • 確定拠出年金の終了後、半年間放置すると自動移管される
  • 自動移管されると手数料を取られる上に、運用も出来なくなる

 

ということのようです。

引用元:三井住友信託銀行
 

自動移管されるとどうなるのか?

じゃあ放置して自動移管されるとどうなるのでしょうか?

放置した確定拠出年金は、どこの銀行/証券会社で運用していたとしても一律、

「国民年金基金連合会」というところに移管されるそうです。

 

www.ideco-koushiki.jp

 

移管された後の流れ

  1. 資産が自動的に売却・現金化され、国民年金基金連合会というところに自動移管される。
  2. 手数料(4,269円)が現金化された資産から差し引かれる
  3. さらに自動移管から4か月後以降、毎月51円手数料がかかる

自動移管されたことに伴う不具合

  • 現金化された資産の運用が行えない
  • 給付要件の「通算加入者等期間」に算入されない

将来の資産運用をするにあたり致命傷となることが起こるようです。

 

 

通算加入者等期間とは?

rokin-ideco.com

 

簡単に言うと、

確定拠出年金というのは、自動的に60歳/65歳からもらえるという制度ではなく、

確定拠出年金に掛け金を出している&運用していた年数に応じて確定拠出年金を受け取れる年齢が変わってくるというものだそうです。

一番早い60歳から年金を受け取るためには、10年以上の拠出&運用していることが必要だそうです。

 

つまり、「通算加入者等期間」は確定拠出年金を拠出&運用をしている期間のことです。

自動移管されてしまうとそれ以降の期間については、この「通算加入者等期間」に算入されないということです。
 
私の場合、今の会社に転職してから401Kに加入したので、拠出・運用期間はトータル4年。ここで放置してしまって60歳を迎えた場合、64歳からの受け取りということになってしまいます。
 
放置してしまうと本来60歳で受け取れるはずの年金が先延ばしになってしまうということです。
 
 

放置した後に年金をもらうためには?

さらに、そのまま放置し続け、「通算加入者等期間」に定められる年齢になったからといって自動的に年金が受け取れるというわけではありません!

 
放置して自動移管された「国民年金基金連合会」から再移管しないと年金の受け取り自体が出来ません!
 
 
しかも!
 
再移管手続きに1,080円の手数料がかかります!!

 

 

まとめ!自動移管されても問題ない⁇

問題あり!!

 

放置するとめちゃくちゃ損!!!

 

手数料ばっかり取られる上に、運用も出来ない。年金の受け取り時期が先延ばしになるし放置したままではその年金自体も受け取れない!!

ダメダメです!

 

期間内に移管手続きをして退職後も運用することが重要!!

 

どこへ移管手続きを行うか?

移管手続きが必要なのは十分わかりました。それではどこに移管手続きするのがベストな選択なのでしょうか?
 
既に私は楽天証券で積立NISAを行っています。
それだったらそのまま楽天証券でiDeCoも開設をしようかしら?(新しく口座開設しなくて済むし)と考えましたが、一応、他も探してみました。
 
 

iDeCoの選び方(口座開設する所をどうやって決める?)

Googleで「イデコ 比較」とかで調べると色んな情報が出てきます。

その中で参考にしたのは下記2つの記事です。

 

something-plus.com

 

shisan-up.net

 
iDeCoは銀行や信託銀行、証券会社と幅広く取り扱っている一方で、それぞれで手数料や扱っている商品がバラバラ。それぞれ特徴があります。
そのため、どこにするかは慎重に選んだ方が良さそうです。
 
 
その中でも選ぶ際の基準はこの3つだと感じました。
 
  • 手数料の安さ→ネット証券がオススメ
  • 取り扱っている商品数→単純な取り扱い本数だけでなく、タイプ等も考える
  • 年金の受け取りの方法→年金or一時金or年金と一時金の併用

 

iDeCo開設先を選ぶ上で参考にしたURL

調べてみると「楽天証券」「SBI証券」「マネックス証券」がiDeCoでは3強の様子。

開設するならネット証券と決めていたこともあり、私もこの3つから比較検討することにしました。

情報収集で使ったサイト/ページをまとめました。

 

iDeCo全体像の把握

楽天証券とマネックス証券が分かりやすいガイドブックを出していました。

iDeCoについての全体像と、それぞれの証券会社の特徴を分かりやすくまとめてくれているので、資産運用/iDeCoについて調べてみる最初のサイトとしてオススメです。

 

drive.google.com

 

drive.google.com

 

 

運営管理機関一覧

ここで移管が可能なiDeCo取り扱い先が調べられるようになっています。

どんな会社があるのかを調べることはもちろん、会社ごとの特徴や取扱商品をまとめたページに飛べるのでとても参考になりました。

私はこのサイトで楽天証券、SBI証券、マネックス証券の概要を確認しました。

 

年金の受け取り方法

これ地味にちゃんと考えておく必要があるんじゃないか?と思い調べてみました。

open-up-myfavorites.com

 

どうやら年金として毎月受け取る場合と一時金として一括で受け取る場合では課税額や課税対象となる金額が変わってくるらしい。

退職金/年金受け取り時の状況によって、どの受け取りが一番節税できるかが変わってきそう。

とはいえ60歳まであと30年弱。どうなってるか正直分からないので、受け取り方法の選択肢が多い方が良いなと感じました。

 
 

結論!マネックス証券に決めました

調べた結果、マネックス証券に新規口座開設をしてiDeCoを拠出&運用することにしました。
 
 
 
決め手となったのは「年金と一時金の併用で受け取れること」「楽天証券の積立NISAで取り扱っている商品とは別のものを取り扱っていることが多かった」の2点です。
 
 
当初楽天証券でiDeCoも開設してしまおうかと考えましたが、取扱商品を見ると、積立NISAの取り扱い商品とほぼ同じ。
それでは同じ商品を買っても同じ値動きになってしまうし、意味が無いなと感じ、楽天証券は早々に候補から外すことに。
 
SBI証券はiDeCoの実績も長く安心感があり、取扱商品の種類・本数ともにトップ。気持ちが傾いていましたが、受け取り方法が「年金または一時金のみ」と併用が出来ないことが気になって外しました。
 
マネックス証券は取り扱い本数や種類は少ないものの、楽天証券との被りが少なく、買いたいなと思える商品が多かったです。
また年金と一時金を併用出来るという点もプラスでした。
 
ちなみに運営管理手数料については3社ともすべて0円で同じでした。
 
 

まとめ

調べていくとiDeCoも結構良い制度だなと感じました。

今までは会社に言われるがままに401Kの手続きをして、あまりよく考えずに運用してきましたが、今回を機に色々勉強出来て良かったです。

iDeCoは自営業や専業主婦の方も入れる節税効果の高い制度なのでまだ加入していない方は加入を検討すると良いと思います。

また結婚出産を機に退職をされた方や雇用形態が変わった方、転職先で401Kが無い方の参考になれば幸いです。