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【病気記録】新型コロナウイルス感染記録:まとめ編


 

こんにちは!nattuberryです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

2022年4月、新型コロナウイルスに感染してしまいました。

 

今回は感染日記編に続きまとめ編として、

発症から療養解除までの症状の経過や保健所とのやり取り、療養中の過ごし方や、お金の問題、自分が感染するまで疑問に思ったことなどをまとめました。

 

注意)
今回の内容は2022年4月時点で、私が経験したことを記録しています。

療養解除基準や諸々の制度は変更になっていることも多々あるため、最新の情報を確認頂けますと幸いです。

 

感染日記編もご覧いただけると嬉しいです

 

 

 

 

感染状況の概要

 

2022年4月、私が新型コロナウイルス感染症に感染した時の状況はこのような感じでした。

 

私の感染状況

  1. 発症〜回復(療養解除)まで12日間
  2. 症状は「発熱」「鼻水・痰」「喉の痛み」「咳・声がれ」「悪寒」「倦怠感」「筋肉痛・関節痛」「息切れ」
  3. 入院/ホテルには行かず、自宅療養
  4. 家族(娘・夫)は抗原検査キットにて陰性(初日/最終日に検査)
  5. ワクチンは2回接種(3回目の接種案内が届いた直後に発症)

 

普段在宅勤務で働いているため、濃厚接触者は家族だけ。

保育園の送迎以外、基本的に家にこもりっぱなしなのに、なぜ私だけが感染したのか‥。

この時期は感染ルートの特定をしていないそうで、謎のまま終わりました。

 

保健所とのやりとりについて

 

症状が出て、病院で検査し陽性が判明した後、入院するレベルではない場合、

基本的にはそれ以降病院は関与せず、保健所とのやり取りになりました。

保健所との連絡は基本的にSMS、特別な連絡の際に電話が入るというイメージでした。

 

1.陽性判明後、すぐに電話が来るわけではない

病院受診〜検査、検査結果の連絡までは大体3時間後位でした。

この時点で夕方だったので、この日のうちに保健所からの連絡は流石にないかなぁ~と思っていましたが、

結局電話があったのは翌月夕方頃でした。

 

この間、結構不安だったんですよね。

陽性になっちゃった!明日からどうしよう‥。会社には何て連絡すればいいの‥?この先の見通しとか保健所から聞いてるわけじゃないし‥。

なんていう考えが頭の中をグルグル周っていました。

 

なので、保健所から電話があった時は、

心底安心したというか、神の救いのような気分になりました(大袈裟)

その後のやり取りも、私より重症な方もいるだろうに親身な対応をして下さり、

安心して療養生活を送ることが出来ました。

 

現在は陽性になったら自分自身で陽性者登録をするようになりましたね。

私自身は保健所の方と話をして安心したのですが、

これから感染してしまった方も安心して過ごせるような仕組みになっていると良いなと感じました。

 

2.基本的にはSMS/WEB上(My HER-SYS)でのやり取り

実は保健所から電話が来る前に、

SMSが鬼のように届きました(笑)

種類としては3つ。

 

SMSで案内されたもの

  • My HER-SYS(マイハーシス)の案内
  • 陽性者向け初回/最終日アンケート
  • COCOA陽性登録依頼の案内

 

特に、COCOAの陽性登録案内は合計4回も来ました(笑)

また私は楽天モバイルを使っているのですが、楽天モバイルでは通常のSMSと楽天LINKというアプリ通話用のSMSの2種類あり、

陽性者向け初回アンケートだけ楽天LINKのSMSで届いた(楽天LINKのSMSは通知鳴らなかった)ので、確認が遅れてしまいました。

複数SMSがある場合は要注意。

 

ちなみに、COCOAの陽性登録ですが、

アプリインストールから2週間経っていないと陽性登録が出来ないそうです。

恥ずかしながら私はアプリをインストールしておらず、SMSが4回も届きましたが登録できず終わってしまいましました。

 

基本的にマイハーシスで健康管理をしているようで、

1日2回(9:00、14:00)ログインし、体温や酸素濃度、その時の体調を選択式で回答しました。

 

入力後のフォローは毎回あるわけではないのですが、

私の場合、酸素濃度が低い日が数日あり、その時は保健所から電話が入りました。

 

3.療養解除は自己判断NG。保健所からOKが出てから

重症者ではない場合、療養解除の目安の日に近づいてくると、

もう元気になって、むしろ退屈で外に出たくなる衝動に駆られてしまうのですが、

自己判断で療養解除をしてはダメのようです。

2022年4月当時、療養解除予定日の前日(だったと思う)にSMSに届いたアンケートを入力し、

保健所からの電話ヒアリングを経て、保健所からOKが出れば翌日から療養解除・外出OKとなりました。

 

4.濃厚接触者に対してのフォローは皆無

陽性者に関しては、保健所からのフォローがきめ細かかったですが、

一方濃厚接触者に対してのフォローは皆無でした。

「濃厚接触者もPCR検査を受けなければならない」というイメージを持っていたのですが、

私が感染した時期に関しては、濃厚接触者のPCR検査はしない方針とのことでした。

症状が出れば各自病院へ行き、症状が無ければ自宅待機期間を終え次第、各自社会復帰するという説明を受けました。

そのため、私に対しては保健所からOKが出ない限り療養解除とはならなかったのですが、

濃厚接触者の夫と娘は各自時期が来たら自己判断で自宅待機を解除しました。

 

5.自宅療養セットは希望者のみ

療養中は外出NGのため、段ボール1箱分の自宅療養セットの準備があるとのことでした。

が、濃厚接触者に関しては最低限の買い出しでの外出はOKという点、
自宅療養セットにも数に限りがあるから‥という無言の圧力を感じました。

(そりゃそうだ)

我が家は夫が濃厚接触者ではあるものの、症状は無く、元気で買い出しにも行けそうな状態だったので、自宅療養セットを頼みませんでした。

 

療養開始〜療養解除までのルール

 

自分がコロナ陽性になった時、一番不安で知りたかった内容は療養期間に関しての基準やルールでした。

単純に自宅療養が解除になる基準もそうでしたが、

私自身働いていたので、休暇のルールなどの会社規則も非常に気になりました。

 

1.陽性者/濃厚接触者の解除の基準は行政のページで確認

陽性者・濃厚接触者の解除日や解除基準に関しては、保健所の方からも説明をして下さいましたが、各自治体・厚生労働省のWEBサイトにも載っており、

まず陽性となってしまった場合はそれらのページを確認しておくと、

今後の見通しが立てやすいかもしれません。

 

私が感染した2022年4月当時、

「症状のある人は発症から10日間、その後症状が無ければ療養解除」という基準でしたが、

その後、療養解除の基準が変更になっていますね。

 

千葉県のページがかなり分かりやすい(療養カレンダーというものがある)

 

2.濃厚接触者の自宅待機解除は基準に沿って自己判断

保健所から濃厚接触者に対してのフォローが無かったため、

夫と娘は自宅解除基準に従い、自己判断で社会復帰しました。

ただやはり何もしないのは心配ということで、

自宅待機を解除するタイミングで抗原検査キットを使用しました。

 

東亜産業社のキットを使いました

あくまでAmazonで手に入れた研究用の検査キットのため、

正式な判断とはならず、気休め程度ではあるのですが、やらないよりは安心して復帰出来るかなと感じ、検査しました。

(検査も簡単でした)

 

3.療養中の業務については会社規則に従う

幸い、ウチの会社ではコロナに感染・濃厚接触者になった場合のガイドラインがしっかり定められており、

上司に確認を取らなくても資料を読めば対応できるように整っていたので、スムーズに休暇に入れました。

(勤怠の扱いが複雑だったので、資料があって助かりました)

 

業務についても上司からは「自己判断でやれそうならやる」という方針を出してくれたおかげで、休みたいときは休む、最低限やらないといけない仕事はやるというスタイルで過ごしました。

 

会社によってコロナ陽性になった際と扱いが変わってくると思うので、

感染する前にどんなルールがあるのか(逆にルールが無いのか)確認しておくと安心かもしれません。

 

療養中の過ごし方・保健所からの指導

 

我が家の場合、陽性者は私だけで、夫と娘は濃厚接触者。

これから夫と娘に症状が出て新たに陽性者となってしまう可能性もあり、

とはいえ娘は当時まだ3歳。完全隔離での生活は難しいだろうなぁ‥という気持ちもありました。

ということで、療養中どのように過ごすのが良いのか、

保健所の方からの話を聞きながら、手探りでやれる範囲で隔離生活を送りました。

 

1.完全隔離はファミリーの場合、ほぼ不可能

陽性者になったタイミングで、Twitterやyoutubeでファミリーでの隔離生活を送られた方の投稿・動画を見てみたのですが、

やはり、どこの家庭も完全隔離で自宅療養はかなり厳しそうでした。

(そりゃそうだよね‥)

結局我が家も、症状が出てから4日目(療養2日目)には完全隔離が崩壊。

熱が出ている間はね‥。私が大変なことになっているという理解があるのか、

部屋に近づかなかったんだけどね‥。

熱下がって、「あっ、会話できるようになってる!」と悟ったようで、突撃してきました。

夫は度重なる看病での疲労&「濃厚接触者で症状出てないんだったら仕事出来るでしょ」という圧力(?)により在宅勤務をしていたため、

娘に構う余裕が無く、そりゃ私に「構って構って」ってなるよなぁと思いました。

 

2.陽性者本人よりも家族の方がキツそうだった

そんな状態だったので、

おそらく私より夫の方がキツかっただろうし、

娘は家にいても誰も構ってくれない寂しさがキツかったのではないかと思います。

(娘は自宅待機中、いつにも増して不機嫌モードが多かったし)

 

とはいえ私もしんどかったので、

コロナは誰も幸せにならないな‥と痛感しました。

 

3.基本スタイルはマスク・ニトリル手袋を装着した

完全隔離が難しいと分かったので、

家族全員不織布マスクを着けて過ごしました。

さらに私は隔離部屋を出て何かをする際はニトリル手袋をはめて過ごすことにしました。

アルコールでの手指消毒もいつも以上に小まめに行うようにしました。

 

4.洗濯物は分けて洗った方がベター

保健所の方から、「洗濯物は分けて、陽性者の衣類は最後に」と指導を受けました。

が、我が家ではメンドクサイという理由で、一緒に洗っていました(爆)

洗濯物は私の分は自分でたたみましたが、

熱が下がってある程度動けるようになってからは、ニトリル手袋をはめて家族全員の洗濯物をたたみました。

 

5.お風呂は陽性者が最後に入るように

まぁ確かにそうだよね。

ということで我が家もお風呂は私が最後に入りました。

 

6.陽性者のゴミは袋に入れて1週間後に廃棄するようにと指導

これ意外だったのですが、

陽性者から出るゴミから微量のウイルスが出ている可能性があるそうで、

ゴミ袋に入れて1週間後にまとめて捨てて下さいと言われました。

我が家ではBOSの消臭袋にゴミを入れて、まとめて隔離部屋に置いておきました。

 

BOSの消臭袋は万能で大好き(我が家ではコラボデザイン商品を愛用)

 

7.パルスオキシメーターは準備しておいた方が安心(かなり重宝した)

ハーシスの入力画面に酸素濃度を入力する部分があり、どうすればいいのか分からなかったのですが、

初回の保健所とのお電話で相談した際に無料で貸し出してくれることになりました。

(パルスオキシメーター持ってなければ酸素濃度の入力はしなくても良かったらしい)

 

私の場合、熱下がった後に酸素濃度が低くなる場面が数日続き、

自分自身の状態を知るのにとても重宝しました。

 

療養解除後も、後遺症なのか数日息苦しさがぶり返す日があり、

そういう時にもパルスオキシメーターがあった方が良いと思ったため、

後日購入しました。

 

パルスオキシメーター自体はクリップに指を挟むだけなので簡単

Contec Medical Systems Co.,Ltd.

 

お金の問題

 

お金のことはあまり頭に無かったのですが、

Twitterや会社の休暇制度が複雑で、熱が下がってから色々調べました。

 

1.検査費用は別日に清算した

発熱外来を行っている病院で検査を行った際、

その場での清算はせず、後日元気になったら清算に来てくださいと言われました。

私の場合、陽性になってから1ヶ月後位に病院から電話がかかってきて、清算に行きました。

保険証を出したので、3割負担で検査・薬代含めて3,000円前後でした。

 

2.勤務先での休暇制度を要チェック

会社によって対応が違うとは思うのですが、

私の会社の場合は療養中は有給申請はしないようにという指示でした。

具体的には、陽性判明から数日が特別休暇、それ以降は欠勤扱いで、

欠勤期間中は傷病手当金の申請が必要というルールでした。

陽性が判明したら、休暇の取り扱いと合わせて確認が必要なポイントだと思いました。

 

3.傷病手当金の申請がめちゃくちゃ複雑・時間がかかる

会社規定により傷病手当金の申請手続きをしたのですが、

予想以上に複雑で面倒で疲れました‥。

会社の人事部門に申請するだけでなく、

保健所から療養指示の資料をもらい、加入している健康保険組合の申請用紙に記入したり、社会保険事務所を通したりするので、かなり時間がかかりました。

 

そもそもその申請資料がめちゃくちゃ分かりづらい!

こういう労務管理系の書類ってどうしてこんなに複雑なんだろう‥。

結局傷病手当金が振り込まれたのは、
陽性になってから4ヶ月後位でした。

(忘れた頃にフラっと振り込まれました)

 

4.保険会社から保険金が下りた(2022年9月~支給ルールが変更)

2022年9月からルールが変わってしまったのですが、

私が陽性になった2022年4月当時、自宅療養した場合も入院と同様の保険金が下りました。

傷病手当金と同様、保健所から療養指示の書類を元に申請手続きをしました。

 

ただ傷病手当金と違って、保険会社はすごいね。

QRコードから申請フォーマットにアクセスし、スマホのカメラで画像をアップロード。
5分程度で申請完了し、数日後には振り込まれていました。

(そもそも保健所からの書類が陽性判明から約1ヶ月後に送られてきたため傷病手当金の申請も遅くなった)

 

別に保険金目当てというわけではないですが、

本当に有難い限りでした。

 

 

保健所に問い合わせたこと

 

「今日の感染者は○○人!先週の同じ曜日から〇人増!」というニュースは

普段からよく見ていたのですが、

肝心の「陽性になったらどうなるの?」という点については、結構無知だということを自分が陽性になって気付きました。

 

そんなわけで、

初回の保健所の方からのお電話の際に、気になったことをいくつか職員さんに確認しました。

 

1.具体的な治療方法は?(コロナ用の薬飲むの?)

当時、ニュースでよく耳にしていた「アビガン」等のコロナ治療薬。

そういえば病院から陽性の連絡を受けた時に処方の案内など無かったけど‥と思い、

保健所の方に「陽性になってもコロナの治療薬は飲まないのですか?」と聞いてみました。

そしたら、「重症ではない場合、症状に対する薬(いわゆる風邪薬ってやつですね)が処方されていればOK」という回答でした。

 

へー‥そうだったんだ。

インフルエンザになったら、大体みんなリレンザやタミフルを飲むから、

アビガンなどもそういうものだと思っていたのですが、違うんですね。

Twitterで「コロナはただの風邪」という投稿を良く見かけましたが、

こういう事情からも「ただの風邪」と言われるのでしょうか。

 

2.ワクチン接種はどうしたら良いのか?

私の場合、ちょうど3回目のワクチン接種の案内が来た直後に発症・陽性が判明しました。

そのため、さらにワクチン接種をするべきなのか、

百日咳や水ぼうそうのように、一度感染したらワクチンを打たなくてもいいのか、

この点についても保健所に確認しました。

保健所の方も分からなかったそうで、一度電話を切って確認、再度折り返しを頂きました。

保健所の方によると、

「ワクチン接種はしてもOKだが、その場合は回復してから3ヶ月空けて接種するように」

とのことでした。

ただ、2022年9月現在では考え方が変わっているようで、

接種を希望するのであれば、期間を空けずに接種をして良いそうです。

 

詳細は厚生労働省のページへ

 

 

3.濃厚接触者の過ごし方は?

2022年4月当時の考え方では、

基本的に外出はNGだけど、最低限の買い物(食料品)はOKとのことでした。

濃厚接触者も外出は完全にNGなのかな?と思っていたのですが、違いました。

この点もコロナの感染が始まった当初に比べ、だいぶ考え方が変わってきていますね。

 

4.解除基準について(陽性者/濃厚接触者)

先にまとめたような内容を保健所の方からも改めてお聞きしました。

結果的に私の場合、酸素濃度が低く、息苦しさの症状が続いたため、療養期間が延びてしまいましたが、

そのあたりのフォローや対応が細かく、陽性者に対してはしっかり管理しているなという印象でした。

 

 

まとめ

自分が感染するまでは「コロナになったら大変だなぁ‥、カラダも大変だけど、会社とのやり取りとかも大変だろうなぁ‥」なんて漠然と思っていましたが、

やっぱりとても大変でした。

特に休暇関連の手続きがとにかく煩雑で、傷病手当金の申請・支給されるまで、感染してから4ヶ月かかりました。

 

幸い、夫と娘は感染せずに済みましたが、全員順番に感染していたら‥と思うとゾッとします。

とはいえ、またいつ誰が感染してもおかしくない状況だと思うので、

今回の経験を糧に、次回このようなことが起こった際は冷静に対処・過ごせるようにしたいなと思いました。

またコロナ関連は社会情勢を踏まえ、ルールや手続きがどんどん変わっていくので、

最新の情報を仕入れるようにしないと‥とも感じました。

 

2022年4月当時の話とはなりますが、

コロナに感染した際にどのようなことになるのか、

気になる方の参考になれば嬉しいです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

療養中に購入したもの

Contec Medical Systems Co.,Ltd.

 

 

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